白髪染めは白髪を増やす
白髪にはなりたくありません。
でも白髪になります。
毎月きちんと白髪をカバーしにご来店してくださるお客様に言われること。
「白髪が生えなくなるといいのにね~」
「白髪にならない薬はないのかな~」
白髪のストレス、よくわかります。
しかし、いったん生え始めた白髪は、ほとんどの場合、白髪であり続けます。
残念なことに、最近ネットでちらちらと見かける【白髪にならない薬?】【サプリメント?】
などがありますが、お求めになっても、結局は無駄使いに終わってしまう事でしょう。
しかし、一番残念な事
それは、毎月の白髪染めが、更に白髪を増やしているという事です。
白髪染めをすると白髪は増える
という事なのです。
『えっっ、白髪を染めると白髪が増えるってどういうことぉぉぉ』
本日はこのメカニズムをシェアします。
私たちがする白髪染めは、白髪を目立たたなくするため
白髪を黒く染め、しばらく白髪がなきようにするためにする行為です。
月に一度程度
多い方だと、2週間に1度のペースで白髪染めをするかたもあります。
その白髪染め、それ自体が白髪を増やしている要因だとしたら、悲しいです。
でもこれが事実なのです。
私たちが当たり前のようにしている白髪染め、あるいはおしゃれ染めの多くが
アルカリカラーという薬剤を使ってカラーリングします。
この薬は100%石油合成ん化学物質であることは、このブログでしつこくお話しています。
これはオーガニックヘアカラーと言われる物でも同じです。
違いは100%ではない。という事ぐらいで、少なくとも80%以上は石油合成の化学物質であることは間違えありません。
カラー剤は、1液と2液を大体1:1の割合で混ぜ合わせて作ります。
トーンが高いカラー剤(髪色を明るくするもの)は1:2の比率です。
2液というのは、ほぼ100%に近い状態で過酸化水素水です。
そう
過酸化水素水。
過酸化水素水って何?
これはオキシドールと呼ばれる消毒剤と同じものです。
「えっ、じゃあ何も悪くないじゃない???」
一瞬さほど悪くないように思います。
しかし、ヘアカラーに使う溶液のパーセンテージは6%。
とちょっと高め。
消毒といわっれれば聞こえはいいですよね。
確かにこのご時世、ウイルスもやっつけてくれる可能性があるじゃない~
なんて喜んではいけません。
強烈な酸化作用のある過酸化水素水は、
皮膚表面の常在菌たちを死滅させるのはもちろん
その炎症作用によって肌に化学やけど引き起こします。
強烈な活性酸素が発生するのも恐ろしい要因です。
これはカラー剤の2液と言われる物です。
ですのヘアカラーをするときに頭皮に髪に塗られているのは少なくとも50%以上が、この過酸化水素水です。
頭皮がヒリヒリしたり、目がしかしかしたり、フケが出たりする原因はこの2液です。
くりかえますが、オーガニックカラーと言われる物でも、2液にはオーガニックを臭わせるものすら入っていません。
これを誰に最も伝えたいかと言えば、美容師さんです。
私たち美容師は、この事実に気が付くべきです。
いくらメーカーに何か言われても、この事実に間違いはなのだなぁ
と。
長くなってしまったので、続きます。
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